パートナーの浮気を知ってその証拠を掴みたいと考えたとき、できるだけ費用を掛けずに自分で調べたいと考える人もいるでしょう。
今回は、自分で浮気調査をした時にどんな費用がどれくらいかかるのかご紹介していきます。
もし、ご自分での浮気調査を検討している時は参考にしてみてください。
また、探偵に依頼する事を検討する時のために探偵の浮気調査プランについてもご紹介しておきます。
自分で浮気調査したら0円?
探偵へ浮気調査を依頼するとしたらそれなりの費用がかかる事は大体の方が想像できていると思います。そして、その費用も決して安いとは思えないでしょう。
ならば、自分で探偵のような調査をすれば依頼費がかからないので0円でできるのでは?と考えるかもしれませんが、探偵のような浮気調査をする場合、0円で行うのは難しいでしょう。
そこで、自分で探偵のような浮気調査をした場合、どのような費用がかかるかご紹介していきたいと思います。
自分で浮気調査する時に必要な費用4選
探偵事務所には日々様々な悩み事の相談や依頼が寄せられます。その中でも多くを占めるのが浮気調査です。
探偵は様々な調査を確実に行うために、特殊な機材や道具を取り揃えています。もし自分で探偵のような浮気調査を行うとしても探偵の使用している機材や道具をすべて揃える必要はありませんが、自分で浮気の調査をする際にはある程度の機材や道具も必要になります。
今回は、自分で浮気調査する際に必要な費用を4つに分けて解説していきます。
バス、電車、レンタカーなどの交通費
浮気調査を行う際は尾行が必要不可欠です。その際の移動手段としてあげられるのは徒歩・自転車・バイク・車・バス・タクシー・電車が多いのですが、対象者によって異なるため事案ごとに必要な交通費も異なってきます。
対象者が車移動する事案では調査する方も車かバイクを使用しますが、毎回同じ車両で尾行すると相手に気が付かれてしまう事があるため尾行の度にレンタカーを借りる必要があります。
徒歩で移動している対象者だとしても、対象者が電車やバスなどに乗れば、それを追って自分も乗り込まなければいけません。当然のことながら、乗車料金がかかります。
そうなると、尾行1回あたりの交通費は、電車・バスなら概ね1,500円以上、レンタカーならガソリン代を含めて5,000円以上と考えておくといいでしょう。
そして、浮気調査では確実な浮気の証拠を手に入れるため数回の尾行が必要になるケースが多数なので、調査を行う日数分必要になってきます。
カメラの購入費
浮気調査で欠かせないのが証拠写真を撮影するためのカメラです。
浮気の証拠写真として有効な物は、顔までしっかりとわかるハッキリとした写真を撮らなければいけません。
浮気をする人たちは人目を気にしているので夜間に密会することも多いため、夜間でも鮮明に撮影できるカメラでなくてはいけません。
また、撮影している事を気づかれるわけにいかないので夜間であっても近づいて撮影することもできません。
このような暗闇や遠距離という悪条件で撮影に挑むことになりますが、それを成功させるためには、スマホの内臓カメラや一般的なデジタルカメラでは性能が不足し、暗すぎや不鮮明で顔がハッキリと写らず証拠にならない可能性があります。
そのため、高画質・暗視性能・光学式ズームなどを兼ね備えたカメラが必要になってきます。こういった高性能カメラは値段が高額になるものがほとんどで、本体が10万円以上、望遠レンズだけでも5万円以上となる事もあります。
また、自分で行う際は対象者に近づくことは絶対にできないので必要ありませんが、探偵の浮気調査の場合は対象者に近づき至近距離で小型のカメラを使用して撮影することもあります。撮影場所の環境によっては遠くから撮影できない事もあるので、カメラは状況にあわせて使い分けできるよう探偵が浮気調査する際は複数台用意する場合がほとんどです。
変装をするための費用
調査対象者と面識のない探偵でも、「同じ人物にずっと追われている」と思われると尾行に気づかれてしまう危険があるため変装をする事があります。
また、張り込みの際に周囲の住民などから不審に思われないように周りの環境から浮かず目立たないようにする事も重要です。
自分で浮気調査をする際は、今持っている洋服ではパートナーに気づかれてしまう可能性が高いため新しい洋服を購入する事はもちろん、髪型はウィッグで変えたり、眼鏡・帽子などの小物も使用し全くの別人に見せる事が必要でしょう。
その変装にかかる費用は、合計2万円程度は見ておいた方が良いでしょう。
GPSなどの機材費用
どのような証拠を掴みたいか等によって必要な機材は異なってきますが、よく自分で浮気調査する時に利用される機材としてはGPS発信機があります。
探偵ならば対象者に気が付かれず尾行で対象者を追う事ができますが、素人の場合、尾行の際に対象者に近づきすぎてバレてしまったり、離れすぎて見失ってしまうなどのミスをしてしまうケースがよくあります。
尾行は簡単なようで非常に難しい調査のため、素人が行うにはリスクが高すぎでしょう。そのリスクをできるだけ回避するためにGPSを設置して浮気調査に役立てる事があります。
小型で位置情報がより正確な物、測定頻度の高い物、長時間連続使用可能な高性能なもの、防水防塵機能の付いている物など機能性能はさまざまです。
GPS発信機は購入できますが、レンタルもあるので使用期間などを考慮して購入するかレンタルするか決めるといいでしょう。
レンタル費は各社設定している料金が違いますが、1か月3万円程度からあるようです。
購入やレンタルの際は、求める性能なども考えながら調査に合ったものを選びましょう。
探偵の浮気調査費用の相場
ここまでは自分で浮気調査をする際に必要になる費用について解説してきましたが、ここからは探偵に浮気調査を依頼した時の相場について説明していきます。
探偵が浮気調査を行う上で必要になってくるコストは、主に調査員の人件費となっています。そこへ調査に必要な交通費や機材費などの経費が加わり合計の費用となります。
調査時間に比例して人件費もかかるため、基本的には調査にかかった時間が長ければ長いほど費用がかかる事になるでしょう。
そのため、浮気する日時が事前にわかっていて調査時間が限定できているなどであれば、その日時をピンポイントで効率よく調査できるので調査時間は短くなり費用は抑えられるでしょう。
逆に、いつ浮気するのか全く見当がつかないケースや、浮気相手が遠方に住んでいる場合などは調査時間も必然的に長時間・長期間と長くなってしまうので費用が高額になる傾向があります。
調査費用の相場は時間にも比例しているため、早く調査が完了すれば10万円程度、難易度の高い事案等で長期間に及べば100万円以上になるケースもあります。
また、探偵事務所によってはさまざまな料金プランを用意しているので、場合によってはかなりお得になるプランもあります。
次の項で探偵事務所の調査料金プランについて解説します。
探偵の浮気調査でよくある3つの料金プラン
浮気調査の相場は調査内容の難易度によって調査にかかってくる時間も変わるため大きく変動しますが、多くの探偵事務所ではいくつ料金プランを用意しています。
調査内容に合ったプランを選ばなかった場合費用を無駄にしてしまう事もあるため、今回はよくある3つのタイプの料金プランについて詳しく解説していきます。
時間料金制
多くの探偵事務所で費用計算のベースとなるのが時間料金制です。浮気調査の費用は概ね調査員の人件費が主なコストであり、それを料金に反映させる料金プランになっているのがこの時間料金制プランです。
まず、調査員1名につき1時間当たりいくらという費用が料金として設定されています。
何名体制で調査を行うか、何時間調査するのか、そしてそこに諸経費などが加わって合計金額が決まります。
たとえば、調査員1名1時間当たり7000円と設定されている探偵事務所に、2名体制で6時間の浮気調査を依頼するとすれば
7000円×2名×6時間 =84000円 +諸経費 という費用となる計算です。
このプランの調査費用は、ほぼ時間に比例するため、調査が短時間で済めば安く、長時間かかるほど高くなるのが特徴です。
対象者がこの日この時間に浮気をするはずだからその時間だけ調査すれば良いなど、確かな情報があって短時間で済みそうな浮気調査を依頼する際に向いています。
パック制
こちらは上記の時間料金制のプランを数時間または数十時間のパックにして、時間制よりもお得な料金にしたプランとなります。時間料金制では別途追加される諸経費などもパック料金に含まれている事もあり、時間制と比べるとその分費用も安く済みます。
ただし、一時間当たりの金額が低くなるお得と感じるこのプランですが、パック時間よりも短時間で調査が完了しても返金されない点には注意です。
たとえば、20時間のパック制で調査依頼をしたけれど思ったよりもスムーズ調査が進み、証拠入手まで10時間しかかからなかったとしても、残りの10時間分の料金は返金されないので、結果的に割高な料金になってしまうというデメリットもあるという事です。
先にあげた時間料金制と同じ探偵事務所で20時間のパック料金が20万円となっていた場合、同じ調査を時間料金制で依頼し10時間で終わったとすれば14万円+諸経費で済んだのです。
そうなると「時間料金制で依頼していた方が結果的に安く済んだのに…」と思ってしまうでしょう。
よって、パック制で依頼する際はパックになった調査時間を使い切るだろうと思われるケースにおすすめできるプランです。
成功報酬制
探偵に浮気調査を依頼したいという人の中には、「浮気しているか確かではないけど調べたい」「証拠が取れなければただお金がかかるだけ」と考える人もいます。依頼者側の心情として、「もし証拠を掴めないなら調査費用は払いたくない」という思いがある人も多くいます。
依頼者のそういった希望に応えるべく用意されたのがこの成功報酬制のプランです。
成功報酬制のプランでは浮気調査に成功した場合の料金を予め決めておき、成功した場合に決めて置いた料金を支払うというシステムです。
ただ、探偵としては、もしも調査が失敗してしまっても、調査をすれば人件費や経費はどうしてもかかってしまうので、負担が大きいのも事実です。
そのため、成功した際の報酬金額を高めに設定していたり、「着手金+成功報酬」という折衷案にして、着手金は調査前に支払い、成功報酬は調査が成功した場合のみに支払うとしているケースが目立ちます。
また、このプランで気を付けなければいけないのは、探偵側と依頼者側で成功の定義に関する認識の違いでトラブルになる危険があるという事です。
探偵事務所によっては「成功」の基準を「対象者にバレずに調査を完了させた」と解釈している場合もあり、調査期間中に浮気の証拠が掴めなくても「浮気をしていなかった」という結果が出たので成功と考えます。
そうすると、浮気の証拠が掴めたら成功と考えていた依頼者からすれば成功とは考えられず、この相違が大きなトラブルになる事があるのです。
そのため、成功報酬制で浮気調査を依頼する際は契約の時点で依頼者と探偵側で何を以て成功とするのか「成功の定義」を明確にしておきましょう。
まとめ
浮気の証拠を掴みたい!と考えた時、探偵に依頼するべきか、自分で浮気調査しようか悩むこともあると思います。
その時気にするのはやはり費用の事も大きいと思います。
自分で調査すれば安く済みそうですが、勿論タダと言うわけにはいきません。交通費はもちろん、高性能カメラや変装道具なども購入しなければいけなくなるでしょう。
そうなるとなかなかな費用がかかってくることがわかります。
探偵への相談で一番多い浮気調査ですが、その相場は事案の難易度によっても依頼する探偵事務所によっても大きく異なってくるものです。
浮気調査を短期間に絞れるケースでは費用を抑える事が可能な場合もありますので、詳しく知りたい場合は探偵に一度相談し、見積もりを出してもらう事をおすすめいたします。