「マッチングアプリで知り合った相手とめでたく結婚が決まったとしたら、幸せな気持ちになるかと思います。しかし、同時に少し不安にもなる事もあるかもしれません。例えば相手の学歴や仕事、年収などのプロフィールは本当だったのか、実は異性を引き寄せるための嘘だったのでは?と疑う事もあるでしょう。そのような時には探偵の結婚前調査をすれば様々なことが判明します。」
結婚前調査とは?
結婚は人生でも大きなライフイベントの一つで、その後の人生に大きく影響します。晩婚化が進んだ近年でも結婚の平均年齢は30歳前後ですが、人生100年時代ともいわれており結婚後の生活が長い事は明らかです。
それだけ長期間を共にする伴侶となる人ですから、一緒にいて何か問題になるようなことが起きるような人であっては困ります。
多くの人が相手の事を信用し、これからも一緒に居たいと思って結婚する事になりますが、中には本性を隠して結婚しようとしてくる人もいるのが現実です。
また、知り合って間もなく結婚を申し込まれてOKしたけれど、相手の知らない部分があってやっぱり心配になる事もあるでしょう。
結婚の直前になって、「本当にこの人でいいのか」と心配になったり、結婚後に「こんな人だと思わなかった…」「結婚しなきゃよかった…」などと思っても、結婚してしまえば無かった事にはなりません。
ですが、相手の本性が結婚前にわかっていたとしたら、籍を入れてしまう前に断りそのように後悔する事態にはならなかったかもしれないのです。
探偵の結婚前調査では相手の身辺調査を行い今まで知らされていなかった事や、隠されていた事実などを調べる事ができます。
結婚前調査を行い相手の素性を知る事で、その結婚を進めていいか正しく判断できるようになるでしょう。
こんな人には要注意!結婚前調査をした方がいい人
幼馴染など、昔から知っている人と友達付き合いから恋愛に発展して結婚する事になったとなれば相手の事も、家族の事も良く知っていると思います。しかし、つい先月マッチングアプリで知り合った人についてはどうでしょう?プロフィールを見て会話を交わし知ったつもりになっているかもしれませんが、まだまだ知らない事も沢山ありそうです。また、そのプロフィールも実際本当なのか怪しくもあります。
最近は結婚を目的としたマッチングアプリなども増え、良く言えば出会いの幅が広がったといえますが、言い方を変えれば、どこの誰だかハッキリわからないような人とも繋がってしまうのです。
もし結婚相手に次のような不信な点があるなら、結婚前の身辺調査を検討した方がいいかもしれませんのでチェックしてみてください。
・金銭を要求してきたことがある
・家族を紹介してくれない
・交友関係が全く分からない
・出会ってすぐに結婚を申し込まれた
・経歴・プロフィールに怪しい点がある
それぞれについて詳しく解説していきます。
金銭を要求してきたことがある
例えばちょっとした買い物に行った時に偶然財布を忘れて代わりに出すことを要求されても、すぐに返してくれる程度なら問題ないかもしれませんが、「ちょっとお金貸して」など金銭の要求が繰り返し、しかも金額が大きくなっていくようなら要注意です。
親しい中でも礼儀ありと言うように、金銭の貸し借りはあまり良いものではなく、それを何度も繰り返しているには何かわけがある可能性があります。たとえば、経済力に問題がある、浪費癖がある、実は金銭目的の結婚詐欺師かもしれません。
もしも数千円から数万円…と増えているとしたら、いつか最後に大きく借りてそのまま連絡が途絶える事さえ考えられます。少しでも怪しいと思ったならお金を貸すだけでなく、渡したお金を何に使っているのか、使用用途に嘘はないかなど、身辺調査によって真実を調べる必要があります。
家族を紹介してくれない
結婚と言えば、夫婦になる二人だけがその関係性に変化が出るのではなく、お互いの両親や兄弟とも家族として付き合っていく事になります。昔に比べると結納など格式ばったものを行われる機会は減ったようですが、それでも結婚の前にお互いの家族と会って挨拶をしたりすることはあります。
ましてや高齢化も進み義両親と同居する可能性もある中、一度も会わずに結婚をするのは不安でしょう。
「今度会わせる」と何度か約束をしているのに何かと理由をつけて先延ばしにするのは、いかにも不自然な感じがします。
もしかしたら自分や家族について知られたくない事を隠している可能性もあります。
そういった場合は結婚前の身辺調査により、家族の事についても調べると良いでしょう。
交友関係が全く分からない
普通は付き合っていく中で相手の交友関係も分かっていくものです。学生時代の友達と飲みに行くとか、幼馴染と遊びに行くとか、色々な会話の中から読み取る事もできます。また、時には友達と会う時一緒に行って紹介してくれるというケースもあります。
類は友を呼ぶと言いますが、どんな友人と仲良くしているのかを見て相手の事をもっとよく知る事もできるでしょう。
しかし、婚約者の交友関係がほとんど分からない状況というのは気になります。単に友人が少ないだけかもしれませんが、実は反社会的な付き合いをしている友人ばかりで紹介もできないのかもしれません。
そういった好ましくない関係も結婚前に知っておいた方が良いので結婚前調査で調べておく方が安心です。
出会ってすぐに結婚を申し込まれた
昔、ビビビ婚と言う言葉が流行りました。出会ってすぐに「この人が自分の結婚相手になる!」と直感で感じて結婚する事を意味する言葉ですが、相手の事を良く知らないうちから結婚を決めるのはあまり安全とは言えません。もちろん、運命を感じたその人と本当にうまくいくこともありますが、結婚詐欺である事もあります。
特に結婚詐欺は自分が詐欺師であることを悟られる前にさっさと騙したいので、急接近するために出会ってすぐにでも結婚を申し込んでくることがあります。
そういった結婚詐欺師はあらゆる人に結婚を申し込んでいたり実は既婚者で結婚できる状態でもないのに結婚を申し込んでくることさえあります。
そういった事実は、突然のプロポーズに喜んでいるだけでは気が付きませんが、結婚前の身辺調査であればすぐにわかるでしょう。
経歴・プロフィールに怪しい点がある
例えば婚活パーティーなどで出会った人の中から自分の好みの人を選ぶ時、相手の経歴やプロフィールを読んで判断する事があるでしょう。もちろんそれだけで選ぶわけではありませんが、結婚の条件として「転職を繰り返していない」「大学を出ている」などと決めている人もいます。
そういった条件に当てはまる人を選んだつもりなのに、いざ付き合いを始めたら他の仕事をしていたような発言があるなど不自然な事に気が付くことがあります。
プロフィールは嘘を書くこともできるため、100%信じるのは危険です。もしかしたら職歴はでたらめで今は無職の可能性だってあります。結婚する相手としては不安な要素になるでしょう。
もし、結婚を前にして相手の経歴やプロフィールに不信な点があると感じるのなら、結婚前に身辺調査をしてハッキリさせておくべきです。
結婚前の身辺調査で調べられる事
結婚を考えている相手に対して少しでも不信な点や不安に感じる事があるのなら、そのままの状態で結婚すると後悔してしまうかもしれません。「これを知っていたら結婚しなかったのに…」と思うようなことにならないように、何か少しでも引っかかっている事があるのなら結婚する前に身辺調査をしておきましょう。
探偵の結婚前調査でどのような事が調べられるのかご紹介していきます。
相手に対して不信に思う点や自分が相手の何を知っておきたいか確認してみてください。
・氏名、住所、家族構成、家柄
・経歴、学歴、職歴
・婚姻歴
・借金の有無
・職場、収入面、勤務状況
・健康状態
・生活スタイル (家族との関係・友人関係・浮気相手の有無・ギャンブル癖)など
ざっとあげると、こういった内容の事を調べる事ができます。
では、詳しく解説していきます。
・氏名、住所、家族構成、家柄
相手の名前や住所、家族構成などは相手との付き合いが長ければ色々知っているかもしれませんが、友人の開いた飲み会や婚活イベントで知り合った人と出会ってから間もないうちは知らない事も多いでしょう。特に最近多いのはネットで知り合った人などです。
ネットではアカウント名を自由に決められますから本名を使っていない人も多いです。最悪、偽名を使っていても身分証など見せてもらわないと正直わかりません。
また、都内のタワマンに住んでいるなどSNSで投稿していても他の所に住んでいる可能性もあります。
まずは基本的な情報である氏名や住所、そして家族構成やその家の事についても結婚前調査で調べる事ができます。
結婚する予定なのに自宅に呼ばれたことも無いのであればこれらの内容を調べた方が良いかもしれません。
・学歴、職歴
婚活アプリなどを見てみるとよくプロフィールの欄に「大学卒」「高卒」というザックリとした学歴や、「大手企業」「サービス業」など大まかな職業が書かれています。
また、婚活パーティーなどではもう少し詳しく「○○高校卒業○○大学中退」などや職業も今働いている企業名が記載されている事もあります。
結婚相手を選ぶときに、そういった内容を参考に相手の事を把握していくのですが、学歴や職歴を証明する書面の提出などは特になく、嘘を書いている可能性も否定できません。
学歴や職歴だけが大切なわけではありませんが、そういった経歴からその人の成り立ちがわかる部分もあります。
・婚姻歴
結婚前調査では相手の結婚歴や離婚歴を調べる事もできます。
結婚する予定の人が現在独身であっても、過去に結婚後離婚をしている可能性があります。離婚歴があるというだけで悪いわけではありませんが、あまり良くないイメージがあるからと隠している可能性もあります。なぜ離婚したのかも気になりますが、その結婚で子供がいたとすれば養育費の支払いなどもあるはずです。そうなると結婚後にも家計から支払うことになり、少なからず影響があると言えるでしょう。
できれば、そういった内容は結婚する前に知っておいた方が良いでしょう。
・借金の有無
結婚相手の借金はたとえ結婚したとしても配偶者に支払い義務が出てくるわけでは基本的にありませんが、それでも結婚は生活を共にするということなので結婚相手の経済状況は結婚後の生活に直接影響します。
しっかりと継続した一定の収入があり、派手な浪費癖がなければ、特に理由がない限り借金をするほど経済的に困る状況にそう簡単にはならないはずです。
借金の有無がわかれば結婚相手の金銭感覚や経済的信用度を確認する事もできます。
・職場、収入面、勤務状況
結婚後に生活の基盤となる経済力はどうなのか、とても重要なことです。
もちろん独身でも発生する生活費ですが、結婚するとなると、家賃や光熱費、そして子供ができれば教育費など何かとかかる費用は増えていきます。自分も働くとしても世帯収入でどれくらいが見込めるのか、それ次第で子供が出来たときに育休でしばらく休めるのかそれともすぐに保育園に預けて働くべきなのかも変わってきます。また、子供が大きくなってからや老後の事なども考えておきたいところです。
それらを考える上で大切なのは、現在の職場や収入面、勤務状況などです。
どのような企業に勤めているか、現在どれくらいの収入があるかも大切ですが、就業先での立場や評価など勤務状況を調査する事により現在だけでなく将来性についても把握する事ができます。
・健康状態
身辺調査によって、結婚相手の通院状況などを調べる事で健康状態を把握する事もできます。
結婚相手の中には「これから結婚をする相手に心配をかけたくない」「知られたら結婚してくれないかもしれない」という思いから、重大疾患を隠している場合があります。
重病だから婚約破棄をするという事はなくても、これから一緒に乗り越えていくためにも知っておいても良い事でしょう。
・生活スタイル
朝何時に仕事へ行って何時に帰宅し、休みの日はどのように過ごしているか、どういった店によく行くのかなど、いわゆる「1日のルーティーン」を調べる事で色々な事がわかります。
一緒に居る時の様子はよくわかっていると思いますが、その時は体裁を取り繕っていて本当の姿を見せていない可能性もあります。
見えない所での普段の行い、すなわち素行を調べると知らなかった色々な事実が浮かび上がってくることがあります。
今後同居して一緒に暮らしていく予定の相手について、そもそもどんな暮らしぶりの人なのか、知っておくと良いでしょう。生活スタイルを調べると以下のような様々な事がわかります。
《家族との関係》
たとえば、自分といる時は穏やかな人であっても、家族に対しては激しく怒鳴り暴力を振るう人だと判明したら、結婚して家族になりたいでしょうか?
結婚すれば自分も家族になり、その暴力が降りかかってくる可能性だってあります。できればそういった相手とは結婚しない方が良いと考える方が多数でしょう。
ぱっと見の家族との関係や結婚相手が自身の口から出る家族との関係と実際の関係は異なる事もあります。
一人暮らしをして自立しているように見えて実は親に金銭面は頼りっぱなしであったり、家族構成は事実であってもほぼ絶縁状態だったりということもあり得ます。
《友人関係(反社会勢力との繋がり)》
生活スタイルを調べていれば自然と友人関係がわかります。人との関りの中で趣味嗜好が似たような人や気の合う人が集まりがちなので、仲の良い友人が犯罪に手を染めるような人であればその周囲の人も一緒になってやってしまうことだってあります。
もちろん結婚相手が直接反社会勢力と関わっているようなケースもありますが、友人から誘われて後々関わってしまう事もあるので、リスクを減らすためには親しい友人関係を調べておくと良いでしょう。
《浮気相手の有無》
婚約者が浮気しているなんて思いたくもありませんが、実際に結婚前調査で浮気の事実が判明するケースはあります。
これから結婚という幸せな時に浮気の事実が浮かび上がってきてしまうととてもショックですが、結婚前に判明するのは不幸中の幸いでもあります。
中には複数の人を同時に口説いて誰か引っかかれば良いとでも思っているかのような人もいます。そういった人は結婚してからも浮気を続ける可能性も高く、決して幸せな結婚生活は望めないでしょう。
《ギャンブル癖》
ギャンブルというのは反復して行いたくなる中毒性のあるもので、もし相手がギャンブルにハマっている場合、結婚したからといって急にピタリとやめられる物ではないと考えた方が良いでしょう。「ギャンブル依存症」とも言われるほどの事ですから、「毎日通う」「朝から晩までやっている」「借金してまでやる」という状況にもなります。
もちろん、たまの時間つぶしや息抜き程度であれば問題ないかもしれませんが節度を持った遊びで済まないようならば問題です。
他にも調べられる事は色々ありますが、必要に応じて以上のような調査すると、より安心して結婚することができるでしょう。
探偵が調査できない事
探偵は様々な事を調べる事ができますが、もちろん調べられない事もあります。
探偵だからと言って特別に認められるという法律はありません。一般の方と同じ法律の下で調査を行います。よって刑法や民法など様々な法律に違反する調査はできません。
たとえば、住民票や戸籍謄本の入手は本人や血縁関係のある相続人などのみが可能で、他人が取るとしたら弁護士などの職権が必要です。しかし、探偵にはそういった職権というものは無いため取得できません。
また、預金口座の残高や取引履歴・ローンの残高なども行員などの権限がある者しか見る事ができないので探偵には調べられません。
さらに、探偵は探偵業法という法律にも則りながら調査する必要があります。
探偵業法では差別に繋がる内容の調査は人権侵害にもなるため調査できないとされています。よって、同和問題や部落差別、障害の有無などは探偵であっても調べる事ができません。
このように、探偵であっても全ての身辺調査が許されるわけではありません。聞き込みや尾行・SNSなどのネット調査、独自のデータ調査など様々な手法を用いて可能な限りの調査を行いますので、知りたい情報が調べられるかは実際に探偵業者と相談しながら検討すると良いでしょう。
まとめ
結婚まで考えている相手に対して疑いの目を持つのは何だか気が引けるかもしれませんが、結婚相手に金銭を求められたり、家族の紹介を拒まれていたり、出会って間もなく結婚を申し込まれた状況などがあって少しでも不信や不安を感じているのなら結婚前調査をやっておく事をおすすめします。
素性や素行などの基本的な情報・経歴・婚姻歴・借金、浮気の有無など、調査で様々な事が明らかになります。
その中で何もなければ安心できますし、万が一良くない事が判明したとすれば、結婚する前にわかって良かったと思えるはずです。
ただし、もし結婚前調査が相手に気づかれてしまうと信頼関係に傷がついてしまう可能性もあるため、確かな調査力を持った探偵に依頼する事も大切です。